いま、集合的無意識を、
Synthetic Interstice by BandT
Compact Disc
2016 / 04 / 24
サ-01z
M3:¥500
BOOTH:¥600
E.Bassist,Composer : かつ
Guitarist : こた
Movie,ArtDirector : うらと
Composer : ぶし
Produced by Synthetic Interstice by BandT
“Fuen”
– Bassist:かつ
人に備わる感情を基に振動による旋律も感情で表現するなら、
則ち生き物であり、
乃ち力であり、
即ち流れである
“Kobetu No Shugoutai”
– E.Bassit:かつ
– Guitarist:こた
我々は個人であると感じるであろうが、
個別に動いていてもやがて他人の模倣を始める
それを一つの生き物として見るべきだ
様々な感情が渦巻くその特異な生き物は、
集合的な生命体である
“Na Wo Sutete Jitu Wo Toru”
他の影響を受け、
一時の感情に従う愚かなものを蔑む
その先にあるものは脆い名誉である
それを犠牲にすることで、
堅実な利益を手に入れられる
“Kagami Ha Jukusisu Kaki Mononi Arazu”
– E.Bassist:かつ
何人も鏡を手にすれば、
感情を曇らさない者はいない
鏡は照らすものではなく、
魔を作る物である
即ち、鏡は瞥見す可きものである
“Ryousiteki Fukakutei Sa”
現世の動きが然るべきものであると信ずる莫れ
右と左の扉を同時に潜り抜けることが出来るものこそ、
我々が神と呼ぶ者である
認知できない事象ではあるが、
その次元では当然の動きである
“Kakumo Musu No Himei”
– E.Bassist:かつ
楽しさという定義は、
環境により育まれる
純粋な感情である
“Penrose Kikan”
– E.Bassist & Composer:かつ
意識は物理的な動きで作用し、
そのデータは1つ上の次元に畳み込まれる
虚から実へ移行する過程は認知できないが、
確かにそこに存在する
“Uro No Tsubuyaki”
– E.Bassist & Composer:かつ
虚は感情として存在する、
黒よりも黒く、海よりも深い特異点である
圧倒的な暴力を前になすすべなく強制され、
光を奪われることになると、
虚の軸が現れる
逃げるために薬を用い、
一時的な実を手に入れる
“Shinen No Kazu Ha Suna Yori Ohshi”
その思念の総計はいかに多きかな
我これを算えんとすれども、
その数は沙よりも多し
“Mimi Ni Mabuta Ha Naku”
-E.Bassist & Composer:かつ
目を閉じることで外界の刺激を断つことが出来るが、
瞼が無ければ境界を引くこともできない
自身の感情を守りたければ、
目と耳を閉じ、口を噤んだ人間になるべきである
“Jiko Renbin”
– Bassist:かつ
感情というものは、
複素的動きを持つものである
様々な方向へ次第に向くため、
自己憐憫に陥ったとしても、
追い込む必要はない
“Hito No Kokoro Mo Hikuki Ni Nagaruru”
水が高いところから低い地へ向かうように、
人の心も低きに流れる
一時の感情に身を任せることは楽なことであるが、
高みを目指すのみにあらず、
その場にとどまることでも重みが生じる
Ima, Shugouteki Muishiki Wo,”
喜怒哀楽を合わせていくと、
どのような感情になるにしても1つになる
他は存在しない
ならばその感情のみであるということは、
その先にある感情もまた同様である
自明である
時間軸上に存在する曲が持つ感情のポテンシャルは、
刻々で異なるベクトルを持つ。
感情ポテンシャルが各次元においても同等の大きさを持つとするなら、
次元の壁は消え、ベクトルによる感情の合成が行えるはずである。
「全ての感情が1つに収束するとしたら、それは何であるのか…」
今回、我々Synthetic Interstice by BandTは、”感情の合成の果てにあるもの”というその問いをここに表現しました。
今回、我々Synthetic Interstice by BandTは”渇望”を表現致しました。